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フィギュア 全米選手権 男子SP 

昨年12月29日から全米選手権が行われています。平昌五輪へ出場選手を決める大事な大会です。昨日はCS放送JSPORT4 で男子SPが生中継されていました。

21人が出場していました。注目選手は、もちろん平昌でも金メダルの有力候補であるネイサン・チェン選手。SPの「ネメシス」はいいですね。SPで100点超える難度の高いプログラムですが、疾走感、キレキレの動き、見どころ満載です。チェン選手に続くのはマックス・アーロン選手、ジェイソン・ブラウン選手、アダム・リッポン選手、今年シニアデビューのクラスノジョン選手と思っていましたが、いきなり上位に入ってくるアメリカンドリーム的なスターが出てくるかもしれないのがアメリカという国の奥の深いところ。解説を聞いていると、東部、中部、西部 の地方予選から4選手ずつ、シードが9選手が出場しています。第1グループにも有力な選手が入っています。

有力選手を滑走順にレポートします。

マックス・アーロン選手 SP 74.95 12位

第1グループの4番滑走でした。解説でも言っていましたが、平昌に出るためには、ネイサン・チェンと競うには、4回転を2本入れないと・・というプレッシャーがあったようです。4回転トゥーループ、4回転サルコーともにミス、トリプルアクセルまで着地が乱れて散々の出来でした。キスクラでもず~っと浮かぬ表情。フリーではよほど神懸った会心の演技でないと3位までに入るのは難しくなりました。

アレクセイ・クラスノジョン選手 SP 82.58 8位

昨年の世界ジュニア選手権に出場して8位でしたが、実力者です。4回転も持っていますが、SPでは入れてきませんでした。2000年生まれ、17歳です。2014年までロシアの代表! ロシアからアメリカへ国籍変更? 移住? その辺の事情はよくわかりませんが、そんな選手もいるんだということですね。ロシアよりアメリカの方が競争は厳しいような気がします。

ティモシー・ドレンスキー選手 SP 83.06 7位

クラスノジョン選手の次の登場で9番滑走でした。名前を聞いたことがなかったのですが、彼もロシア系でしょうか? 1992年生まれで25歳。ここ数年はは全米で7位前後の選手です。

グラント・ホッホスタイン選手(ホックスタイン?)SP 92.18 4位

まったく知りませんでした。すばらしい演技でした。点数を見てあわてて最初から見直しました。ノーミス、4回転トゥーループ3回転トゥーループの連続ジャンプもきれいに決めました。1990年生まれで27歳。昨年同じフィギュアスケーターのキャロライン・ジャン選手と婚約したそうです。ベテランさんでした。ここ2年は全米4位の実力者です。

ロス・マイナー選手 SP 88.91 6位

1991年生まれ26歳のベテランです。記録を見ると全盛期は5年ほど前だったような感じですが、ちゃんと4回転も跳べるし(SPでは入れていません)彼も最後の五輪挑戦と思っているのでしょうか?気迫のノーミスで6位です。3位のジェイソンブラウン選手とは5点以内の差ですからフリーにかけてくるでしょう。ベテランの意地に期待です。

ヴィンセント・ジョウ選手 SP 89.02 5位

クラスノジョン選手と同じく昨年の世界ジュニアに出場し1位! 昨年の全米では2位。まだ17歳です。4回転ルッツ3回転トゥーループの連続ジャンプをきれいに決め(GOE 2.86!)4回転フリップも決めました。これからのネイサンチェンのライバルとなっていくのでしょう。彼も中国系です。アメリカのフィギュア界は本当に中国系の選手が多いですね。

ネイサン・チェン選手 SP 104.45 1位

最後のトリプルアクセルでステップアウトが惜しい!でも104点! 我が家では「ネメシス」の最後のポーズが流行っています。両手を前に突き出して、曲の終了とともに両手を後ろにグーで突き出す。全然別物ですけど、ザギトワ選手の最後も両手を後ろにやりますね。(あれは白鳥の羽なんでしょうが・・笑)両手を後ろに出すのは我が家のプチブームとなっています。笑

アダム・リッポン選手 SP 96.52 2位

19番滑走でした。ライバルのアーロン選手は自滅、チェン選手は100点超え、ホッホスタイン選手は92.18となかなかの高得点。ジェイソン・ブラウン選手の前に滑るリッポン選手の心境はどうだったんでしょうか?間違いなく彼も3位以内に入って平昌出場を狙っているわけですから、4回転を跳ばずに92点は超えないといけないというプレッシャーは相当のものだったと思います。しかし彼は完璧にやり遂げました。ノーミス!オーラが出ているような印象さえ受けました。翌々日のフリーの演技に五輪出場がかかります。

ジェイソン・ブラウン選手 SP 93.23 3位

20番滑走です。直前でリッポン選手が96.62という超ハイスコア。同じく4回転を跳ばないブラウン選手のプレッシャーも相当なものだったでしょう。最初のトリプルアクセルの両足着氷は力みでしょうか?いつもよりスピードがあったように見えました。スピンの速さもいつも以上。そして華麗な演技は芸術的ですらありました。見事!SP3位。

 

2位以下は混戦です。ベテランと若手、ジャンプ力と表現力の闘いです。明日も観るぞ~!