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フィギュア 全米選手権 男子フリー 大逆転!

女子はSP上位3人が順当にそのままフリーを終えても順位が変わらず、五輪もその3人となりました。男子はどうなんでしょう? SP首位のネイサン・チェン選手は別格として、2位のリッポン選手から6位のマイナー選手まではわずか7.61差。フリーで出し切った選手が表彰台に上れます。

実は、JSPORTSの録画を観ながら「うそ~!」「これはヤバい!」と叫んでしまう大興奮の展開になりました。

マックス・アーロン選手 フリー 149.25 総合 224.20 9位

SP12位からの巻き返しはどこまで・・と観ていましたが、最初の4回転トゥーループがステップアウト、2本目が2回転サルコーになった時点で本人も肩の力が抜けちゃったんじゃないでしょうか? キスクラでも悔しさより諦め顔でした。

グラント・ホッホスタイン選手 フリー 163.13 総合 25175.31 5位

最初の4回転が入らず、ぞの後も完璧とは言えませんでしたが、まとめてきました。最後の全米らしいです。

ヴィンセント・ジョウ選手 フリー 184.81 総合 273.83 3位

17歳の中国系の選手。昨年の世界ジュニア優勝者です。最終グループの1番滑走でした。その時点での1位はホッホスタイン選手の255.31。しかし目指していたのはそこではありません。明らかに上位3人に割って入ろうという強い意志が見えるようでした。今大会では4回転を5本入れたプログラムで挑んできました。前半の4回転3本は見事!特に最初の4ルッツ3トゥーループのセカンドはタノでキレイなジャンプでした。後半の4回転ではミスがありましたが、最後まで滑り切り、184.81の高得点です。これで、リッポン選手は177以上、ブラウン選手は181以上を出さないとジョウ選手を上回れません。両者とも4回転を得意としていないだけにこのプレッシャーは厳しいものがありました。

ロス・マイナー選手 フリー 185.60 総合 274.51 2位

ヴィンセント・ジョウ選手の素晴らしい演技と高得点の余韻が残るリンクで、ロス・マイナー選手の演技が始まりました。26歳、今月末には27歳です。2011~13にかけて全米で3年連続表彰台でしたが、既にピークは越した選手と誰もが思っています。しかし、ヴィンセント・ジョウ選手を上回る気迫のこもったすばらしい演技。4回転こそ1本しか入っていませんが、ジャンプを全部決め最後のダブルアクセルではガッツポーズ!得点はジョウ選手を上回る185.60! この後のリッポン、ブラウン選手には絶対にミスが許されなくなりました。会場中の全員がこの展開に注目しているようでした。

アダム・リッポン選手 フリー 171.74 総合 268.34 4位

前の2人の得点はわかっていたのでしょうか?少なくとも観客の大歓声は聞こえていたはず。SP2位のリッポン選手にプレッシャーが襲いかかります。高得点を狙ってか最初に4回転ルッツに挑んできましたが転倒。その後立て直したかに見えたのですが、最後のジャンプ2本がシングルに。この2本を予定通りに跳べば、まだ2位3位の可能性はあったのですが、残念です。後の情報では靴に異常が起きたそうです。 4位で五輪はどうなるのでしょうか? 

ジェイソン・ブラウン選手 フリー 160.45 総合 253.68 6位

緊張でしょうか?力みでしょうか?果敢に挑んだ4回転ジャンプで転倒!その後もジャンプにミスが出続けます。身体の柔軟性を生かした演技はさすがブラウン選手でした。キスクラでも笑顔は絶やしませんでしたが、いつもよりおとなし目な感じの笑顔でした。2回目の五輪出場は消えたと言っていいでしょう。

ネイサン・チェン選手 フリー 210.78 総合 315.23 優勝

まさに王者の風格で2連覇です。4回転を5本入れてきました。3本目が3回転になったので、後半に4回転を1本増やしたのでは?と思います。4回転はいつでも跳べる自信があるんですね。気がかりはトリプルアクセルがシングルになってしまうこと。今シーズンはずっとアクセルジャンプに苦しんでいるようです。五輪までにどう修正してくるのか? メダルの有力候補の一人です。

結局、フリーを終えて、SP6位のロス。マイナー選手が2位に! SP5位だったヴィンセント・ジョウ選手が3位になるという大逆転が起きました。平昌出場は、4位のリッポン選手と3位のヴィンセント・ジョウ選手の比較でしょうが、ファンとしては。全米の上位3人に行って欲しい。選手全員が、五輪出場を目指して練習し調整し挑戦してくるのですから、その結果が全てでいいのではないでしょうか?