フィギュア グランプリファイナル シニア男子フリー 宇野選手あれ？

アダム・リッポン　ジェイソン・ブラウン

２人とも高難度のジャンプを跳ぶ選手ではないのですが、独特の世界観がある美しい演技ですね。リッポン選手はアメリカ大会での肩の脱臼の影響を心配していたので、冒頭の４回転ルッツの転倒でひやっとしましたが、大丈夫だったようです。ブラウン選手は４回転を回避、トリプルアクセル２本で挑んでいきましたが、２本目で転倒。やはり男子は４回転を何本跳べるか次第で表彰台が決まります。この２人のような美しい滑りがもっと評価されてもいいのになあ～と2人を見ていて思います。

リッポン　フリー　168.14　総合　254.33　５位

ブラウン　フリー　164.79　総合　253.81　6位

アメリカは平昌出場枠を３つ持ってますが、ネイサン・チェン選手は別格として、この２人にマックス・アーロン選手を加えた３人で２枠の争いになりそうです。ジュニア優勝のクラスノジョン選手はちょっと届かないだろうな。

まだまだ進化するセルゲイ・ボロノフ選手

30歳です。まだまだ進化途上です。今日も４回転を２本入れてきました。最初の４回転トゥーループ-３回転トゥーループは高さもあって安定感抜群です。もう１種類４回転があると表彰台も狙えるのではないかとおもいます。この日は演技途中で観客席に手拍子を要求したり、笑顔を見せてくれたり、見ていて楽しくなる演技でした。もう少しスピード感があって、緩急があるといいな～というのは素人の感想ですかね。

フリー　178.82　総合　266.59　4位

侮れない！ミハイル・コリヤダ選手

今年、急に世界のトップに近づいてきた印象があります。平昌に出たら入賞、表彰台の可能性もある選手になってきました。この日は前半の４回転２本に３Aにもにミスが出ましたが、後半の４T３Tは意地で決めてきました。後半のジャンプにも抜けるミスが出て、この得点です。本当に怖い存在になってきました。

フリー　182.78　総合　282.00　３位

今日のネイサン・チェンは何かおかしい？

昨年から一気に世界のトップに駆け上った感じのネイサン・チェン選手ですが、この日もあまり４回転がきれいに決まっていません。最初の４Lz３Tは見事でしたが、その後に5回挑んだ（計6回も4回転に挑んだ！）４回転は１本だけしか成功してませんでした。どこか故障を抱えているのでは？と邪推してしまいます。いずれにしても、アメリカ大会から少しジャンプの調子がよくありません。しかし宇野くんが伸びなかったので金メダルです。おめでとうございます。　フリー　183.19　総合　286.51

勘違い？で優勝を逃した宇野昌磨選手　でも確実に成長しています。

優勝を期待された宇野昌磨選手ですが、得意の4回転トゥーループに２本ともミスが出てしまいました。目標だった４サルコーはきれいにきまり、４フリップも着氷していたのですが、ああ、なんてこった！　本人も取材で答えていますが、勘違いで最後の３サルコーを連続ジャンプにしなかったようです。優勝まであと0.5差。SPでタイム―オーバーしなければ、得意の４トゥーループを６分間練習で試していれば、そしてフリーの最後の３Sに３Tでも２Tでもつけていれば・・タラレバばかりでしょうがありませんが、非常に惜しい銀メダルです。

客席にで山田満知子コーチと伊藤みどりさんが仲良く座って宇野くんの演技をみていましたね。彼女たちからするととてもかわいい息子？弟？が頑張ってる！って感じなんだろうな～。誰からも愛される宇野くんのキャラクターですね。しかし、演技後のインタビューを聞いていると、とてもクレバーで、自分の状態を冷静に把握しているコメントでした。どんどん成長しているんですね。　フリー　184.50　総合　286.01　

さあ、今夜は女子フリーだ！！