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フィギュア 全米選手権 女子フリー テネル、長洲、チェン・・ワグナー4位

五輪出場がかかった全米選手権は全員気合が入っていました。アメリカの選手のすごいところは、一つ二つのミスがあっても、会心の演技をやり終えたアピール!ガッツポーズと感激の涙が会場に溢れていました。

今大会に素晴らしい若手が現れました。スター・アンドリューズ選手 16歳です。SP8位からフリーの素晴らしい演技は127.36 6位に入りました。アフリカ系の選手で身体のバネがすごそうです。これからのアメリカフィギュア界を代表する選手になりそうです。ノーミスで演技終了後、泣いちゃいました。解説では今シーズン序盤にトリプルアクセルを入れた演技をしていたそうなので、北京ではトリプルアクセルで勝負してくるかもしれません。今日の演技にはルッツが入っていません。3フリップは単独です。まだまだジャンプの難度を上げる余地があります。今後、注目すべき選手の一人です。

マライヤ・ベル選手 フリー 127.16   総合  192.34  5位

最初の3ルッツ3トゥーループはきれいでした。その後もジャンプを次々に決めノーミスか、と思ったら最後のダブルアクセルで転倒。それでも127.16は立派です。21歳ですが、下の年代からすごい選手があがってきています。ジャンプがきれいなのでどこまで頑張れるか。

アシュリー・ワグナー選手 フリー 130.25   総合  196.19  4位です。

いつものダイナミックな印象がありませんでした。足を痛めているという情報もあります。ジャンプもあえて難易度を落としてきたようです。3連続ジャンプで3サルコーがシングルになるミス以外はほぼノーミスでした。ジャンプの基礎点が低めなのでそんなに点数は出ないのでは?と思っていたら、本人は演技終了後は自信たっぷりの表情。会場も大盛り上がりで130台。ただ、いつものワグナー選手よりは落ち着いていた雰囲気です。SP5位の段階で五輪はほぼ諦めていたのかもしれません。しかし4位です。4年前のこともあります。発表までわかりません。

アンジェラ・ワン選手 フリー 121.01  総合 188.01 で7位です。

ジャンプにいくつかミスが出ました。21歳です。北京五輪は自分のルーツに凱旋できるよう頑張ってください。

 長洲未来選手 フリー 140.75 総合 213.84 2位です。

冒頭のトリプルアクセルで両足着氷以外はノーミスと言っていいと思います。最終ジャンプの3ループを決めたところでガッツポーズが出ました。これで4年前の悪夢はありません。2度目の五輪出場おめでとうございます。演技終了後は4年前を思い出してか涙。そして五輪確定の高得点が出た瞬間、こみ上げる感情を抑えきれない様子でした。4年前の不可解な選考はありえません。誰が見ても五輪に行ける成績です。五輪に行くという強い気持ちを感じました。

長洲選手 2度目の五輪出場決定!

その後、正式に五輪代表が発表されました。テネル、長洲、チェンの3人です。長洲選手は、8年前のバンクーバー以来の選出で「長い8年だった。自分自身を誇りに思う」とコメントしたそうです。アメリカの各メディアもトリプルアクセルに挑戦し続ける姿勢や、「やりきった自信」を賞賛しているようです。長洲選手は10年前のこの大会では14歳で 全米ジュニアと全米シニアで1位になっているそうです。その後の10年間では怪我もあり、体格の変化もあり、不可解な選考もあり 今回の五輪出場がかかる全米選手権には相当強い気持ちで臨んでいたと思います。おめでとうございます。

カレン・チェン選手 フリー 129.11 総合 198.59 3位です。

シーズン序盤の不調から、フリーの曲を昨年のタンゴ・ジェラシーに戻しました。好不調の激しい選手ですが、この日は好調の部類? 最初の3ルッツは高さ距離ともに「世界最高のルッツ」でした。後半に回転不足がいくつかあったものの129.11。ワグナー選手と僅差の3位。さて五輪へ行くのはどちら?

ブレディ・テネル選手 フリー 145.72 総合 219.51 初の全米チャンピオンです。

この日もノーミス。画面の左上に要素毎に緑黄赤の表示が出るのですが、彼女の演技はオールグリーン。つまり全てが完璧!今シーズン急にアメリカのトップに躍り出てきた選手、まさにシンデレラストーリーです。五輪でメダル候補の一人になるでしょう。

明日は激戦!男子フリーです。