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条件にぴったりの施設が見つかりました。

県内で見つかればいいやと思い、母の入れる施設を探し始めました。地元にもいくつか施設はあったのですが、海沿いに建つ立派な建物の施設は、特別養護老人ホームで、自分で身の回りのことができない人や、怪我で車いす生活をやむなくされている人が入るための施設で、この段階で両親が入るには適当ではないと思えました。
身内のひいき目でしょうか、自分の家族の病状はどうしても軽目に見てしまいませんか?その施設を見学し入所者の様子を見ると、頭のどこかで「自分の親は、この人たちほど重くない」と思いがちです。また「こういう入居者の中に入れられるのはイヤに違いない」とも思ってしまうのです。後で振り返ってみると、経験豊富な施設のスタッフの判断が一番的確だったようです。イヤな事ですが、彼らは、入居者の症状を見て、あとどのくらいの期間でどの程度症状が進行し、さらに時間が経過すると症状が進行しどんな介護サービスが必要になってくるのか、あまりはっきり言いませんが、ある程度正確に予測できるのでしょう。
結局、最後はこの施設の世話になるのですが、最初からこの施設に入れるかどうか聞いてみてもよかったのかなと思いました。是非の判断は施設のスタッフに任せればいいのですから…。
やっぱり地元の情報は頼りになります。
ある日Sさんが「近所に新しい施設ができるそうですよ。私の親も入れるように手続きしてきました」と言いました。やっぱり地元の人は情報を持ってます。詳しく聞くと海沿いの立派な建物の施設を経営している法人が、介護サービス付き高齢者向け住宅を新しく建てたようです。「サ高住」だとあまり症状の重い人はおらず、基本は個室でプライバシーも守られ、もしかしたら両親ともに入れるかもしれません。「お袋みたいな認知症でも大丈夫ですか?」と聞いたところ、一緒に新しい施設の責任者に会うことになりました。
確認するのは、認知症でも大丈夫か? 両親2人とも入れるか? 食事のときにお酒を出してもらえるか? できれば母と父はあまり顔を合わさないよう違う階に入れるか?それと費用です。
幸いなことに、ある程度は入居者は決まっていたのですが、残り数室空いている状態で、部屋の配置も調整が効くことがわかりました。夫婦で入れる広い部屋もあって「夫婦で入られるのだったら、この部屋はどうですか?」と聞かれたのですが、父と母はなるべく顔を合わせないようにしたい。たまに会えるくらいでいいと伝えました。会えば父は母に文句を言ったり、何かの拍子に怒ったり、母のストレスを増やす原因になってしまうからです。
肝心の認知症の入所者に対応できるかどうかですが、玄関とエレベーターは暗証番号になっていて、簡単には外に出られません。勤務中のスタッフが必ず一人は玄関が見える場所にいて、人の出入りが見える体制を考えているとのことでした。
費用についても、入居一時金は必要なく、毎月の生活費も両親の年金よりちょっと多いくらいです。実家からもそう遠くなく、これ以上ない条件でした。欲を言えば窓から見える風景があまり良くなかったのと、近くに散歩に適当な場所が無かったことくらいです。その場で申込みしました。
申込と先着順
経営する会社によっ違うのでしょうが、新しい施設の場合、入居の申込は先着順が多いのでしょうか? 地元でいろんな人たちに頼っていたからこそ、こんないい情報も得ることができました。本当に感謝です。