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介護施設での心配事

近所にできた新しい施設への申込を済ませました。自宅で世話が難しくなり親たちが介護施設を利用することになった場合の子供たちの感情ってどうなんでしょう? 面倒が片付いて喜ぶ子供たちもいるでしょう。限界まで頑張っていた人は心からほっとすることでしょう。施設を利用することに抵抗感を持ちながらも様々な事情でそうせざるをえなかった人は、複雑な気持ちでいっぱいになるでしょう。私個人としては、母が自分の親の世話をしてきたことを知っているので、母にも同じように世話してやりたいという思いがありました。しかし子供が二人とも地元を離れており、父は、食事の用意も掃除も洗濯も何もできない、母は認知症、という現状では、他人の力を借りる以外に方法はなかったと思っています。それでも「自分の家」を出て「施設」で暮らさなければいけないことを両親はどう思うんだろう?とずっと考えていました。
認知症の母の感情
特に母が認知症の頭でどう感じるのか、まともな会話が成立しにくくなっていたので、訊ねても満足できる答は返ってこないだろうと、諦めていたと思います。実はそうではなく、認知症の患者さんは、短期記憶は弱くなります。妄想によるあり得ない話もよく出ます。しかし四六時中妄想しているわけではなく、まともに感じまともに考えている時間も結構あるのです。言葉が出にくくなっているので、意思の疎通は難しくなってきますが、周囲の状況をちゃんと理解している時間もあるということに後日気が付きました。
追加費用が発生する
さて、世の中には実に様々な種類の介護施設が存在します。自分たちの場合は、周囲の人のアドバイスもあり、最適な施設にいいタイミングで入ることができ、費用も心配するほどはかかりませんでした。しかしネットで検索すると、施設の種類によっては、入所時に説明する金額は基本的なサービスだけを含み、個人の趣味趣向によるもの、症状の進行によるもの、生活上のアクシデントによるもの、など後々追加される費用が結構あるようですね。当初の説明より10万円以上も多くかかっているという記事を読むこともあります。施設によって、立地によって、運営会社の方針によって、費用負担には大きな違いがあるようです。自分たちも将来は他人に世話をしてもらわないといけない身の上なので、自分たちのための勉強にもなると思って注意して見ています。実際の費用がどのくらいになるかというのは最大の心配事ですね。
もう一つの心配事
もう一つ、母には心配なことがありました。以前にデイサービス行ったときも、他の入所者とあまり会話できないのです。人見知りなのか、他人から近づいてもらわないと仲良くなれない性格なのか、施設の中で暮らす人の中には同じ趣味の人もいたり、狭い町のことだから共通の知人がいたり、他人とコミュニケーションをとるきっかけはいくつもあると思うのですが。そういうことに積極的にならない母は、どういう気持ちで暮らすのか心配でした。