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母が入れる介護施設

将来の費用負担と両親の経済状況から考えて、いよいと介護施設を探し始めました。今から6~7年前のことです。
とにかく要介護度の異なる両親2人が同じ施設(同じ敷地の異なる建物でも可)に入れるかどうか一番心配でした。県庁所在地に新しく建った施設、地元のグループホーム介護施設を経営している友人のお兄さんに相談したりもしました。いろいろ見て回りました。同時に、介護施設についても勉強し、いろいろ種類があることを知りました。
地元の町を離れることは、なるべく避けたほうがいいだろうとも思いました。都心に近いところでは、公共の施設は順番待ちだそうですが、地元では、何十人待ちということはありません。せいぜい5~6人待ちだったと思います。実際に見て回って驚いたのは、施設によって随分、雰囲気に差があることです。昼間なのにロビーが暗くとても静かなところもありました。明るくて数人のスタッフがお年寄りに声をかけながら動いている施設もありました。
当時の母の状況は、まだ寝たきりにはなっておらず、疲れやすいので食事後など昼間でもベッドで横になる時間が少し多い、という程度です。見ている限りでは自分で玄関を開けて数キロも歩いていくような元気は無さそうに見えましたが、こういう外見での判断ってあてにならないんですよね。火事場の馬鹿力みたいに、何かきっかけがあれば、1時間くらいは集中してパワーを出したりもするんですよね? そういう意味で認知症の患者を安心して預けておける施設ということで見てまわりました。
施設側は、認知症の患者さんが勝手に出歩かないように様々な工夫を凝らしています。認知症の患者さんだけを階上の1フロアに集めて、階段に扉を付け暗証番号を押さないと開かないとか、エレベーターの操作も2つのボタンを長押ししないと動かないとか。
とても勝手ですが、認知症の患者さんだけを集めたフロアに入れるのは抵抗がありました。症状の重い方もいらっしゃるので、母の症状まで進んでしまう気がするのです。肝心の費用ですが、東京近郊の場合、施設の選択肢は多いようです。しかし何千万円もの一時金がかかる施設もあります。幸いなことに地元では、入居一時金が必要な施設はあまりありませんでした。必要だとしても数百万円でなんとかなりそうでした。介護サービスを受ける費用は日本全国一律ですが、施設に入居するとなると都心と地方では格差がありますね。地方の施設を選んだほうが絶対に得だと思います。その分、お見舞いに行く交通費がかかってしまいますが…。
徐々に知識と情報が集まってきました。