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冷蔵庫の大掃除 中には・・・

冷蔵庫の野菜室が大変なことに・・
まだ24時間ヘルパー体制になる前のことでした。妻と実家に帰っていたある日、冷蔵庫の野菜室を見ていた妻が「野菜が腐ってる」と小声で言ってきました。見ると黒くしみ出した新聞紙の固まりがいくつもあります。妻と二人で野菜室の中を点検。ホウレン草やキュウリがドロドロになっています。ショウガは何片もあって、干からびたものも数片。入っていた物を全部どかすと底には黒い液体がたまっていました。妻曰く「黒い海だった」 ここまで放っておいた自分も反省です。
ヘルパーさんに手伝ってもらって冷蔵庫の野菜室を大掃除しました。この頃、母はまだ自分で買い物に行くこともありました。どうもショッピングセンターに行くたびに同じものを買ってしまうようです。買ってきたものは、古いものの上に平積みにするので下に何があるのか見えなくなってしまうのです。母は、ショウガとホウレン草とキュウリを毎回買っていたようです。古い野菜を全部捨て、野菜室を引き出して風呂場で洗いました。
野菜室以外にもいろんな食品が・・・
この際と思って、キッチンの下の戸棚とか家の中の引き出しとか気になるところを全部点検します。
まあ、あきれるくらい同じものが沢山ありました。
食品で言うと、スイートコーンの缶詰20個くらい、シーチキンの缶詰も20個くらい、この他、もう数十年はたっていると思われる、誰かの旅行のお土産にもらったような外国語表記で中身のわからない缶詰も数個。全部缶を開けて中見を捨てました。黒くなってなんだかわからないものありました。
父は朝食にパンを食べるときにはジャムを付けます。この際、ジャムのビンも点検します。なんと賞味期限が数年前に切れています。朝食が終わってもテーブルの上にジャムのビンが出しっぱなしの日もありました。よく父がまだ生きているもんだと感心します。家の奥の戸棚には、何かの実を漬けたお酒のビンが数種類、冷蔵庫の中には何種類もの味噌がちょっとずつラップされてありました。心配症なのか、ラップした上に紙袋でくるんであって中身がなんだかわかりません。母もきっとわかっていなかったでしょう。誰が飲むのかわからない変わったお酒も何本かありました。
トイレットペーパーとティッシュペーパーも大量にしまってありました。老夫婦二人で使っても5年分くらいはありそうなほどでした。
捨てられないのは病気のせい?性格?
認知症のせいなのか、老齢だからなのか、何か昔の辛い経験によるものなのか、わかりませんが、家の中に何があるのか把握できなくなっていたのでしょう。惰性的に同じような品物を買ってしまうのです。また母は昭和初期の生まれですから、戦時中の記憶もあり、物を捨てられないのでしょう。人様からもらったものは余計に捨てられないのかもしれません。
腐らないものだといいんですが、腐ったりすると病気の原因になってしまうかもしれません。
それからは、ヘルパーさんにも協力してもらって、食品の管理はちゃんとするように気をつけました。