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母の紙オムツを交換する朝

家族は等分に負担しなければ越えられない。
前回に書きましたが、実家に帰ったときには、母が寝ている隣の部屋に布団を敷き、夜通し隣の部屋の様子に注意していました。徹夜で起きているわけではなく、寝てはいるのですが常に緊張している状態です。
ぷうたろうは月に1、2度ですが、認知症の家族と同居されている方の生活は大変なものだと思います。熟睡できない夜が続き、昼は昼で働きに出たり、様々なトラブルに対応したり、認知症の家族にいつ終わるともわからない説明を何度も何度も繰り返したり…。いろんな方の介護に関するブログを読んでいると、「夫・子供に理解がない」「兄弟は何もしようとせず、自分にばかり押し付ける。」という悩みを持つ方が多いのでびっくりします。ぷうたろうの場合は、血のつながってない妻も協力的でしたし、兄も同等に手伝ったくれたので、そういう意味の精神的な辛さはありませんでした。家族で等分に作業を負担して協力しあわなければ、介護って越えられないものかもしれません。
母自宅ベッドで.jpg
朝が来るとほっとする
しかし一晩とはいえ、安穏としているわけではありません。夜中に何度も目がさめます。何回かは、母がトイレに行くために私の寝ている布団のそばを歩いている気配で目が覚めたこともありました。(毎回失禁するわけでもないんですね。)朝が来て窓が明るくなるとほっとします。玄関の鍵を開け、お茶を淹れます。母もあまり寝つきがよくないのか、私が台所で何かしていると、そ~っと襖を開けて母が顔を見せます。お茶を飲む前に「着替えようか」と言って、紙オムツを替えるのです。不思議と何の抵抗も、恥じらいも、非協力的な態度もなかったことを覚えています。認知症でなかったら、息子に下の世話をしてもらうことにはきっと抵抗があったでしょう。ヘルパーさんに教えてもらったとおり、新しい紙オムツに交換してたっぷり尿を吸い込んだものをトイレのゴミ箱に捨てにいきました。不思議と最初からスムーズに作業できました。
一段落したら二人でお茶を飲みました。母は「お腹がすいた~」「何か煎餅みたいなもんない?」とかよく聞いてくるのですが、「ない。」と言うとあまりしつこく要求はしませんでした。ヘルパーさんたちからよく聞いたのですが、「息子さんの言うことはよく聞く」「息子さんが来ると調子が良さそうです」認知症といえども、24時間ずっと症状が続くのではなく、比較的いい時と悪い時が繰り返すのでしょうね。とにかく自分が実家にいるときの母はあまり手のかからない人でした。
デイサービスを利用してみる
ただ、父と一緒に居るときは「怒られる」という意識がずっとあるのか、状態が悪くなるような気がしました。父も母もお互いに気をつかっています。父にも少し気の休まる時を作ってあげたいと思い、SさんとKさんの提案でデイケアサービスを利用してみることになりました。結果的に言うと、すぐやめてしまったのですが、まあ使えるものは何でも使えという気持ちでした。
※よろしかったら、同じような経験をされた方のご意見をいただきたいと思います。
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