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ようやく介護認定をうけました

実家に帰った折にSさんとお話をしていて、介護認定という制度を知りました。ようやく…です。介護保険が使えるようになるとのこと。またケアマネージャーという制度についても教えてもらいました。母の場合、遠距離介護になるので地元の人の助けが不可欠です。市役所に電話し介護認定の手続きについて教えてもらいました。ちょっと面倒だと感じたのは、医師の診断書が必要なこと、市の職員との面談が必要なこと。普通に考えれば面倒ではないのですが、遠距離介護の場合、診断書をもらいに行ったり、職員との面談に立ち会ったりと予定を合わせて会社を休まないといけません。しかも片道5時間の移動。公的な機関や金融機関での手続きなど平日でないとできないことも多いのですが、父も高齢で任せるには不安です。兄と手分けしてやらないといけないのです。

眼の手術をした病院のそばに認知症治療で有名なクリニックがあることがわかりました。藁をもつかむ気持ちです。少しでも症状の進行を遅くできないものかというのは家族に共通の思いですね。

母の白内障の術後診断に付き添ったついでにこのクリニックに行って診断してもらい、診断書を書いてもらおうと思いました。ただ、評判のいいクリニックなので混んでて待ち時間がかかります。事前に手紙で相談することにしました。東京から付き添いに行くのであまり時間がとれないということ、母の症状のことなどを手紙にして送りました。医師はこちらの事情をよく理解してくれ、丁寧な言葉で返信していただき、快く診断していただけることになりました。でも、ここでもちょっと面倒なことが…。以前、地元の総合病院で母の脳のMRIを撮ったのですが、その画像があれば再度撮る時間が省けるのですが、総合病院まで画像を取りにいかなくてはいけません。実家に滞在できる限られた時間の中でいろんな作業をこなしていかないといけない。遠距離介護の場合、こういう用事を効率よく済ませていくのも一苦労でした。

診断の結果も、アルツハイマー型の認知症とのこと、診断書を書いてもらい、今度は日を改めて市の職員との面談の日を設定しまた実家に帰ります。面談では普段の生活の様子を聞かれたり、簡単な認知症のテストをされたりします。なんのためにそんなことをしなければいけないか、母に質問されたらなんて説明しようか?悩んだのですが、母は何も聞かずにいつもどおり機嫌よく上品にお客さんを出迎えてくれました。面談ですが、こういうときって頑張っちゃうんですよね。できないことをできる、と言ったりするんですよね。家族としては、介護認定して欲しいので、悪いことを強調して欲しいのですが、本人としては、悪いことは知られたくないのでしょう。当たり前です。この日の母の受け答えはいつもよりハキハキとしていて、まるで学校の生徒のような雰囲気でした。何かのテストだと思っていたんでしょうか。

しばらくして認定の結果がきました。「要介護1」でした。

悲しいような、でも、これでいろいろな公的な介護サービスを受けれるようになるのでちょっとほっとしたような、複雑な気持ちでした。