フィギュア 全日本ジュニア トリプル２本！紀平選手大逆転！

紀平梨花選手、おめでとうございます！！！

トリプルアクセル-３T-２T！GOE2.40！　そして単独トリプルアクセルはGOE2.20！完璧です！

SP6位からの大逆転優勝でした！最終グループ3番目の滑走でした。

観客、テレビの前のプ～トロ、スケート関係者の全てが注目する緊迫した空気の中で、「道」の前半のスローな音楽に合わせてトリプルアクセルの助走に入っていきます。そして見事にトリプルアクセルから３連続ジャンプを決めました！（３つ目のジャンプはタノのおまけ付き！）そしてもう１回助走に入り、単独のトリプルアクセルも見事に回り切り完璧な着氷！会場のどよめきがテレビから伝わってきました。

後半でループジャンプ３回転が２回転になるミスがあり、なおかつ後半２つ跳んだ連続ジャンプの２つ目のジャンプが両方とも3トゥーループが２トゥーループになったものの（多分、２トゥーループを計３回跳んだので、１つは点数無しだと思います）フリーの得点135.57　技術点  73.97！です。ループが３回転だったら、浅田真央さんがソチで成し遂げた「6種類の3回転ジャンプを跳ぶ」記録に並んでいました。紀平選手にはこの後もジュニアクランプリのファイナル、そして年末の全日本選手権、世界ジュニア　と試合が残っています。「6種類の3回転ジャンプ」は今後のお楽しみですね。トリプルアクセルだけが注目される紀平選手ですが、今日の演技の表現力は素晴らしいものがありました。シニア顔負けです。解説で「４回転サルコーの確度が上がっている…」と言っていました。どこかで４回転にも挑んでくれるんでしょうか？　北京では間違いなく女子も４回転の時代になりますね。

２位山下真湖選手も190超！

２位は山下真湖選手。山下選手の演技もすばらしく最初のジャンプは３ルッツ-３トゥーループ-２トゥーループの３連続ジャンプ。後半２つのジャンプでミスが出なければ、紀平選手も逆転できなかったかもしれません。後半の３ループが２回転になり（紀平選手と同じですね）ダブルアクセルからの連続ジャンプが（多分）３トゥーループの予定が２トゥーループになっていました。それでも124.90は立派です。総合190.03。

３位はSP2位の荒木菜那選手。フリーでは115.56で４位ですが、総合３位。

4位はSP7位からの逆転で横井ゆは菜選手　フリーは３位で116.0。総合172.97。

５位は渡辺倫果選手。とても慎重に一つ一つの要素をこなしている印象。解説によると怪我で１年試合にでられなかったようですね。よく復活してきました。　総合168.62。

６位は川畑和愛選手。滑りが大人っぽく表現力も豊かで今後に期待です。総合167.52.。ここまでが全日本シニアに出場してお姉さんと勝負です。

平昌の出場資格がない選手たちもシニア顔負けの高難度のジャンプを次々と決めていきましたね。特に３連続ジャンプの２つ目を３回転にするのは、もはやジュニアでは当たり前になっていた感じです。

みんな仲良しでほっとします。

テレビではバックヤードのカメラの映像でジュニア選手の表情をとらえていたのですが、この世代の子は仲がいいですね。表彰台に上がることが決まった紀平選手と山下選手、荒木選手は演技終了後抱き合って喜んでました。

とにかく　おめでとうございました。