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介護施設への引っ越し

説明に両親は納得したんでしょうか?

両親に介護施設へ移ることを説明しました。「このままの生活を続けたらお金がなくなる。」という説明に納得したのかどうか、いまでもわかりません。経営していた会社をたたんだ経験を持つ二人ですからお金が足りないという言葉には敏感に反応したと思いますが、あまり反対もせずに同意したのは別の理由もあったのかもしれません。家の財産はいくらあって、今後いくらずつ減っていき、何年後にどうなるか、詳細に説明した記憶はありません。5年くらいで無くなるから、とだけ言ったような気がします。実家のお金の管理は、母が行っていました。父はお金にはノータッチでした。会社の資金繰りで苦労したので、もうお金には関わりたくなかったのかもしれません。しかし、母が認知症を発症してからは、父もお金の管理をせざるを得ません。父のストレスも限界に達していて、自分の責任が軽くなりそうなので安堵したのかもしれません。

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引っ越しの準備

両親が納得した様子だったので、引っ越しの準備を始めました。新しく暮らす部屋には何もありませんが、必要なものもあまりありません。食器も必要ありません。衣装ダンスとテーブル、イスくらいが必要な家具です。近くのリサイクルショップで揃えました。実家から用意するものは、衣類、寝具類が全てでした。普段着、下着、たまに必要になるかもしれない外出着。

タンスの中を見て気が付いた

実家のタンスから必要なものを選んでいて気がついたことがあります。衣類が全部古いのです。息子たちがたまに買ってくるユニクロのフリースとか防寒着とか下着以外に、新しい服が何もないのです。新しい服が欲しくなかったのでしょうか? お金が無かったのでしょうか? 節約していたのでしょうか? 一時期、本当にお金に苦労していたのでお金を使えなくなっていたんだと思います。父が地元のロータリークラブの会合に出る時も何十年前のジャケット、母も着物は持っていましたが、ここ何十年も新調したことはなかったでしょう。タンスの中には何十年前のセーターやらスカートやらズボンばっかりでした。 それなのに大学生だった息子には細々とした食品を沢山送ってきていました。しばらくタンスの中を眺めていたことを覚えています。