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家の財産を調べる 保管場所はいろいろ。

実家の財産を調べる。とてもいやな響きです。両親の気持ちを想像するとやる気が萎えます。それにとても面倒でした。家の中の何かがしまってありそうなところを全部見て回りました。 前の記事にも書きましたが、タンスの中の衣類の間、押し入れの布団の間、トイレの物入れ、床の間の引き出し、仏壇の引き出し、玄関に置いてある壺の中。笑い話のようですが、いろんなところに重要なものが潜んでいます。古くて期限の切れているものも、現在の手がかりになりそうなものも、ごちゃ混ぜになってしまい込んであります。長い間、老人だけの生活だとこういう状態になるのは当たり前のことでしょう。
  • 終わりのない財産整理
1日休みをつぶして家中探しました。いろんなものはみつかるのですが、「これで全部」と誰も言ってくれないところが辛いところです。今は無い物、全体像がわからない物、両親に聞いてもわからないを探しているわけですから…。少しでも両親の記憶がしっかりしているうちにちゃんと話して整理することをおすすめします。結局、金融機関の通帳が5種類と生命保険の証書が1通みつかりました。 15年くらい前から母が「お金がないない」と電話をかけてくるので兄弟で実家に仕送りをしていたのですが、なんと! 両親の預貯金を合計すると私の預金残高をはるかに超えていました。(と言っても私はまだ住宅ローンを抱えている身なので、貯金をしている余裕はないのですが) 金融機関は、大手都銀(兄弟の仕送り振込用)地銀大手(母のメインバンク)の他、地元の信用金庫、ゆうちょ銀行、農協 がありました。 生命保険は郵便局のものでした。 母は頼まれるとイヤと言えない性格なので、金融機関のセールスの人が「頼みます」って言うと少額でも定期預金をつくったりしていたんでしょう。その積み重ねがびっくりする預金残高になったわけです。
金融機関の人には申し訳ないのですが、都銀と地銀の母のメインバンク以外の口座は解約して整理しました。このときはまだ母は出歩けましたし、私が言うと署名捺印してくれたので、金融機関の人には粘られたり、冷たい目で見られたりしましたが、一気に整理させてもらいました。そして、地銀の口座は成年後見人名義に書き換えさせてもらいました。
これだけ見つかっても、「これで完了」って誰にもわからないのです。両親が亡くなった現在、まだ実家はそのままになってますが、思いがけない場所から思いがけないものが出てきても不思議じゃありません。
  • 一番思いがけない発見は?
母の死後、着物が入っていた桐箪笥を整理していたら、短刀が出てきました。そんなものがあるなんて、聞いたことも見たこともなかった物です。昔の婦女のたしなみだったのでしょうか? まだ処分せずにとってありますが…どこで処分したらいいんでしょう?困ってます。
  • 覚悟しなければいけないこと
両親が老いてくると、自分の名前も書けなくなるって想像できますか? 実際に名前が書けない老親はいるらしく、ある金融機関の人は「息子さんがお父さんの手を持って、名前を書いてもらったこともあります」って言ってました。
金融機関や役所は本人確認の書類や自筆の署名が必要なことが多いので、頭にいれておいて将来に備えたほうがいいですね。
名前も書けなくなった親の代わりに子供が利き手とは逆の手で書くこともあるそうです。金融機関の人も見て見ぬふり…のようです。