フィギュア グランプリシリーズ 中国大会 女子フリー 妖精が降りてきた・・・
中国大会男女フリーは昨夜放送されていたんですね。妻に「もう撮れてるよ～」って教えてもらって早速女子フリーをチェック！あの大混戦はどうなったのでしょうか…。
三原舞依選手 巻き返しは？
６分間練習の転倒シーンはBS版にも入っておらず確認できませんでした。新聞などでは太ももの痛みは「言うと言い訳になるから…」とのことです。そのせいか今シーズン140点超えを出しているフリーですが、ノーミスにも関わらず140点にはわずかに届かず、結果4位と課題の残る大会になりました。三原選手の次戦は第５戦フランス大会。出場予定選手がすごい顔ぶれ。オズモンド選手（カナダ大会１位）ザギトワ選手（中国大会1位）ソツコワ選手（カナダ大会２位）トゥクタミシェワ選手（中国大会7位）白岩優奈選手です。この中で優勝しないとファイナルへは出場できません。結構厳しいっすね！SPの課題を修正してなんとか・・ フリー139.17 総合206.07 4位。（３位と0.75差、惜しいな～）
この悔しさを忘れないで！本田真凛選手
前半の連続ジャンプで３フリップが２になりましたが、よく３トゥーループを付けました。そして後半に３フリップを跳んでリカバリーしたのは成長の証しと言えるでしょう。しかし、グランプリシリーズは２戦とも５位。これが彼女の現在の実力ではないでしょうか？ 本人も今日の演技に決して満足しているわけではなく、全日本へ向けて猛練習すると思います。天才肌の彼女が必死になったときに、どこまでレベルアップしてくるのか、全日本を楽しみにしたいと思います。 フリー131.42 総合198.32 5位 悔しいけれど、デールマンとトゥクタミシェワに勝ったんだよ！自信もっていいよ！
トリプルアクセルに挑戦！トゥクタミシェワ選手
この大会の顔ぶれの中では影が薄くなってしまいますが、ベテラン（20歳なのに！）らしい安定した演技。その中で一人トリプルアクセルに挑戦する姿勢には拍手です。（３Ａは惜しくもステップアウト） フリー129.58 総合196.68 7位
赤い妖精が降りてきた・・アリーナ・ザギトワ選手
赤いバレー風の衣装をまとい氷上で優雅に舞う妖精・・という印象しか残りません。何をやってもすばらしい。プログラム全ての音一つ一つに身体が反応して細かく的確に表現されている。見とれてしまいました。昨年の世界ジュニアでも見たのですが、さらに進化しています。メドベージェワに対抗できるのはザギトワしかいない？ 調べるてみると、昨シーズンの開幕時には、まだ全然注目されていなかったようですが、ジュニアグランプリデビュー戦で優勝、ファイナルで優勝、世界ジュニアでも優勝と 一気に世界のトップレベルの選手になってきました。彼女の演技はバレーの要素が多く含まれていて余計に優雅に見えます。とにかく脱帽！
フリー144.44 総合213.88 逆転で１位！
今年は本気だ！樋口新葉選手
選手は毎年本気なんでしょうけど、樋口選手の今年にかける意気込みはものすごいものがあるように観えます。演技後は実力を出し切った満足気な表情でしたが、ザギトワ選手に1.36及ばないとわかってとても悔しそうな表情になったのが印象的でした。演技自体は、「思いっきり滑ってノーミスだった」ことには大満足でしたが、順位にはちょっと不満足。このまま全日本、平昌と出し切った思いっきりのいい演技を続けていって欲しいです。どこかで３Ａも見せてくださ～い。 フリー141.99 総合212.52 悔しい２位。
デールマン選手 ラジオノワ選手
はまった時のデールマン選手の演技は素晴らしいのですが、このフリーではミスがいくつかあってSP１位から6位に落ちてしまいました。
ラジオノワ選手は、内心優勝を狙っていたのでしょう。フリー終了後のガッツポーズは力がこもってました。ジャンプでいくつか小さいミスはあったものの、本人的には手応え十分だったようです。SPの点差があったのでなんとか三原舞依選手を上回り３位。次戦にファイナル進出をかけます。
デールマン選手 フリー126.18 総合196.83 6位
ラジオノワ選手 フリー136.34 総合206.82 3位
フリーの順位は ザギトワ（４→１）→樋口（２→２）→三原（7→４）→ラジオノワ（3→３）→本田（6→５）→トゥクタミシェワ（5→7）→デールマン（1→6）
フリーの順位が総合の順位に大きく影響しています。
プ～タロウの予想は当たっているようですが、少しはずれました。樋口選手ごめんなさい。
SPで悪くても諦めちゃいけない。ソチの浅田選手を思い出しますね。
