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全日本フィギュア終わりました…その弐

③宇野選手の成長

オリンピック銀メダリストに向かって、「成長」とは失礼な表現かもしれません。

しかし、演技はすばらしいのに、リンクの外では少し頼りなさを感じていた方はプ~トロ一人ではないと思います。

しかし、この全日本選手権では違いました。

とても逞しい!頼りになる宇野昌磨選手がいました。

絶対王者が欠場、高橋選手に注目が集まったこの大会で、試合当日にアクシデントがありました。

アクシデントを乗り越えて、強行出場したのは、羽生選手欠場の大会で、日本男子の二枚看板が二人とも欠ける大会にしてはいけないという自覚の現れ(かな…と思ったのですが、いかがでしょう?)

そして、「言い訳はしたくない」と言ったこと、

ジャンプのレベルを下げても、4回転を1本も跳ばなくても、優勝は間違いないのに、SPで2本、フリーで3本の4回転をはずさなかったこと(サルコーは4→3にしたようですが)

試合が終わってからのスタッフへの感謝の言葉、

この大会での宇野選手の言動から、これまでの「かわいい弟キャラ」は影を潜め「頼れる兄貴」へと大変身したように見えました。

(もしかしたら全てが、コーチやスタッフのアドバイス通りなのかもしれませんが、それでもそう見えるということは重要なことです。そういう目で見られると本当にそうなってしまうのです。「立場が人を作る」というやつですね。)

世界選手権では、間違いなく表彰台を争う選手の一人ですが、どうか、「シルバーコレクター」の名前は返上してください。表彰台の真ん中に立って欲しい。羽生選手やネイサン・チェン選手が悔しがる姿を見たいと思っています。

宇野選手が初めて全日本の表彰台に上がった年、SP3位と本人も予想していなかったであろう好成績の翌日、会場の通路で、フリーの前のウォームアップ中に、宇野選手を目撃しました。弟?とボールで身体をほぐしながら日野龍樹選手にからかわれて「やるっきゃないすよ」と言うのを聞きました。まさに来春の世界選手権は「やるっきゃないす」よ!ショーマ!ガンバ! 本気で真ん中を獲りに行ってくれ!

④高橋選手の代表辞退

高橋選手もカッコ良かったです。正直、世界選手権で滑る高橋選手を見たい気持ちもありますが、若手のために席を譲った…のはカッコ良かったです。

多分、世界選手権では最終グループには入れない、高橋選手の実績にふさわしいポジションでは競えないという判断もあったかと思うのですが、世界選手権、四大陸選手権 という、世界と闘うという貴重な経験を若手に与えたことに間違いはないのですから、とても立派な判断だと思います。

世界選手権のエキシビションに特別ゲストで出場しませんかね?ISUのスタッフの「粋」な演出を期待しています。