羽生選手の世界初のウラ側で… - 人生は楽しまなくっちゃ

今週はフィギュアスケートGPフィンランド大会が開催。坂本花織選手のSP7位からフリーで挽回！表彰台！、とか　羽生結弦選手がSP世界最高得点！フリーでは全人未踏のセカンドジャンプにトリプルアクセルとか派手な話題が盛沢山でした。

ところで同じ週末に日本の名古屋でもある大会が開催されていました。西日本選手権。今年こそ、あの高橋大輔選手が現役復帰！全日本へ出場できるのか？という話題で注目され、おかげでテレビ中継（CS放送フジテレビTWO）されましたが、高橋選手の演技以外にも見るに値する良い大会だったと感じました。

紀平選手はフリーでトリプルアクセル２本をいれた構成でした。最高の出来とはいえませんが、今シーズンのレベルアップを感じさせてくれました。きっと今後数年間は紀平選手を中心に日本女子は世界と闘っていくことになると思います。

全日本選手権への出場が確実な選手もいれば、選手生活の最後のステージを全日本選手権のリンクで飾りたいと必死で願う選手もいます。

人生のこの一時期をフィギュアスケートに捧げているのは、何も世界で表彰台に上がる選手だけではないのです。この大会でも何人かの選手が今年で引退を決めて出場していました。その選手たちにとっては、最後の花道を全日本の大観衆の前で終えるのか、西日本選手権で終えるのかは大きな違いです。

中塩美悠選手はSP8位で臨んだフリーでした。ジャンプのミスが出てジャンプの回数制限をオーバーしたようです。本人もミスを自覚しているのかキスクラでは半分諦めたようながっかりしたような微妙な表情。しかし結果は10位。点数が出た瞬間の表情はとてもはじけているように見えました。全日本出場決定です！

細田采花選手は一度決めた引退を撤回したそうです。練習中に成功したトリプルアクセルを大観衆に見せたいということでしょう。この大会のフリーでも２本のトリプルアクセルに挑戦して見事決め見事6位で全日本出場です。全日本の会場で細田選手のトリプルアクセル２本に期待したいです。

しかし、全日本出場を目指してもかなわなかった選手たちもいます。結果はどうあれ、持てる力を出し切った選手たちの人生をこれからも応援します。