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ケアマネージャーの必要性

  • 介護にプロの経験は必要
この頃、Sさんの紹介で老人介護施設のケアマネジャーKさんを紹介してもらいました。彼女たちは頼りがいのあるプロです。怒りっぽい父、いつも何かに不安を感じている母に対し優しく丁寧に接し、二人が抱えている問題点をみつけ、最適な対応策を提案してくれるのです。認知症の家族を他人には接しさせたくないと考える家族もいっらっしゃると思いますが、それは間違いだと気づくべきです。プロの手に任せるのが問題を解決する最良の手段だと早く気が付くべきだと思います。しかしいくら優秀なケアマネージャーさんでも身体は一つですから、担当できる人数は限られており、しかも勤務時間は決まっており、家庭もあるのですから、何でもいつでもわがままが言えるわけではありません。このことも忘れてはいけないと思います。私もKさんの携帯電話の番号を教えてもらおうと思って聞いたのですが教えてくれませんでした。最初はちょっと規則に縛られ過ぎてるんじゃないかと思ったのですが、よく考えれば、認知症患者の起こすトラブルは24時間いつでもやってきます。その都度電話されていたら、ケアマネージャーさん本人の身体と生活がボロボロになってしまいますよね。早く気付くべきでした。
Sさんのレポートを読み返してみると、実に様々な細かいトラブルが起きています。薬は飲んだか、どの薬を飲むのか、処方してもらったばかりの薬が見当たらない、ゴミを出し忘れた、健康保険証はどこにしまったか、明日は何をする日か、父が外出したら母は一人で大丈夫なのか、家に家族が一人いて、その都度優しく対応すればなんてことはないようなことが、老夫婦だけの場合はトラブルになってしまうのです。
この頃も母はよく「父が大きい声でどなる、怒られる」と泣きついて電話してきました。もちろん父の対応も良くないのですが、父の立場も理解しないといけなかったと思います。自分の足腰が辛いことは我慢し、母の通院や買い物には車を運転して付き添い、母が何かの場所がわからなくなったら一緒に探す。他の方のブログを見ても、つい怒ってしまう。ケンカをしてしまう。と書いてあります。どうして怒るのか、と普段は一緒に生活していない私たちは簡単に思いますが、一緒に生活していて溜まるストレスは相当なものだったと思います。
  • プロの目、他人の介在は絶対必要です
ですから、余計に他人の存在、プロの存在が有効なのだと思います。父もSさんやKさんと話すときはとても機嫌が良さそうに見えました。
他人のことなのに、あそこまでしてくれたSさんとKさんには感謝しても感謝しきれるものではありません。