人生は楽しまなくっちゃ

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雨の夜、母が徘徊した

夜の大騒動!
こんなこともありました。雨の夜、母が一人で近所を歩いていたそうです。すれ違った知人がおかしいと思って実家まで連れてきてくれました。ところが、実家には鍵がかかっていて玄関が開きません。家の中には父がいるはずなのですが、ドアのチャイムを鳴らしても誰も出てきません。電話をかけても誰もでません。大きな声をかけても家の中では何の動きもありません。その時は、騒ぎを聞きつけた隣家のご主人も出てきて一緒に声をかけてくれたそうです。雨の夜です。庭に回っても、庭に降りるガラス戸にも鍵がかかっています。その他の場所にも鍵がかかっています。
ご近所の協力でなんとか…
隣家のご主人は、使っていないプレハブ(以前、父が小規模な学習塾のために建てたもの。母屋とはつながっていました。)のドアを破ってなんとか母を家の中に入れてくれたそうです。 父は家の奥で寝ていたそうです。
隣家のために、雨の中、大活躍してくれたご主人にはひたすら頭を下げるしかありません。この頃の父の唯一と言っていい楽しみは晩酌です。晩酌が終わって母の状況を確かめずに父は寝てしまったのでしょう。しばらくして起きて、戸締りをしていないことを思い出した父は、母の様子を確かめずに玄関の鍵を閉めてしまったのでしょう。母は、きっと「誰も自分を邪魔する人がいない。父も寝た。このチャンスに●●の家に帰ろう」と思って父が鍵を閉める前に、外に出たに違いありません。
不幸中の幸いだったのは、早めに近所の人が母を見てくれたこと。隣家のご主人が在宅だったこと。母屋からプレハブに通じるドアに鍵がかかってなかったこと。
この騒動も解決した翌朝、電話で聞くだけでした。遠くに住む息子は本当に無力です。ご近所の好意がなかったら今頃母の人生は少し変わっていたかもしれません。また隣近所の様子に無関心ではない田舎の街だからこそなのかもしれません。
老夫婦2人の生命のために
こんな騒ぎがあって、ついに老夫婦2人の生活はもう無理なのかと思い始めました。2人のためにできること。2人の生命を守るために必要なことを考えなくてはいけません。