人生は楽しまなくっちゃ

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あなたは、誰かの大切なひと

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あなたは、誰かの大切なひと 原田マハ 講談社

「あなたは、誰かのたいせつな人」はミステリーではありません。でもプ~タロウの大好きな作家の一人なのでこのブログの「このミス」で取り上げさせてください。

原田マハさんと言えば、最初はアートの世界をテーマにしたフィクションが多く、その頃、カッコつけてアートを趣味にしたいと思っていたプ~タロウが、「楽園のカンヴァス」を手に取ってからのお付き合いです。(作者と読者という一方的な関係ですが…)

その後、目についた本は大概読んでます。どれも心がほのぼのとさせられ、電車の中でこっそり涙をぬぐうことは1回どころではありませんでした。その中でも「本日は、お日柄もよく」は印象に残っている作品です。

実は、いまでも原田マハさんの本には、どこかにアートのウンチクがまぶされていることを期待しているのですが、最近は期待をはずされることが多く、でも読んで気持ち良くなればそれだけで十分だと思っています。

この1冊には6つの短編が収録されています。プ~タロウが好きなのは「最後の伝言」「波打ち際のふたり」の2編です。どちらもプ~タロウ自身の状況に似ているところがあって、他の4編より感情移入して読んでしまいました。

しかし、「最後の伝言」を残したトッコ母さんはオシャレで素敵です。あんな伝言を葬儀の最中に聞けたらどんなにか幸せでしょう。「波打ち際のふたり」のハグにかけるナガラの「イケるって!」。ハグにとって何物にもまして力強い応援でしょう。自分も東京の仕事を捨てて地元で仕事を探そうかと思ったこともあったので、いろんなことを考えさせられました。

でも、原田さん やっぱりアートのウンチクが入った作品も書いてください。原田さんの感じるアートを勉強したいです。

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