人生は楽しまなくっちゃ

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地元の人の助けは大切

このままでは、いつか何か大変な事態に起きそうな不安が大きくなってきました。取り返しがつかなくなることが起きる前に、誰かに助けてもらうおうと思いました。とは言っても、まだケアマネージャーという名称も役割もわかってなかった時です。考えたのは、とりあえず我々兄弟以外に、誰かが実家の老夫婦を定期的に見守ってくれうようにしなくてはいけないということです。今にして思えば、地域包括センターに相談するとか、ケアマネージャーに相談すれば簡単に解決するような問題ですが、当時は、定期的に実家に顔を出してくれる人ってどこで頼めばいいんだろう?とわかっていませんでした。友人の伝手で老人介護に積極的に関わりたいと考えている方が見つかりました。お忙しいので、毎日は無理ですが、週に2日、実家に顔を出して掃除や片付けの補助をしてもらうことにしました。今から思えば、本当にいい人にめぐり会えました。この人は地元の出身で縁があり、ご自分の実家のご両親とも介護が必要になってきた頃なので、地域の介護事情にも詳しい人でした。

この人(Sさんとします)は母が介護施設に入るまで、私の実家に顔を出している間はずっとレポートを書いてFAXで送ってくれました。とても貴重な記録です。

2008年1月に初めて実家を訪ねてくれました。この頃はまだ母もそう悪くはなく、ある程度のことは自分でできたり、お客さんに気をつかったりもできる状態でした。 Sさんのレポートによると Sさんが簡単に掃除した後、母はお茶を出してこ1時間ほど会話をしていたそうです。

遠距離介護の一番の問題は、見守りたい自分が四六時中そばにいることができないことです。介護しなくてはいけない親の生活を毎日見ることができない不安はとても大きいです。兄弟姉妹でローテーションを組んで空いている日時がないようにできるのなら、それがベストだと思いますが、それぞれに仕事があり、家庭があり、親にべったりというわけにもいきません。誰かが見守ってくれている、と思えることがとても大きな安心感につながるのです。これ以降、地元の人に助けられることがどんどん増えていくことになります。