山下真湖選手 再び表彰台！

ロシア・トゥルソワは別次元の強さ

フィギュアジュニアクランプリ第４戦ベラルーシ大会第５戦クロアチア大会のハイライトを観ました。第４戦女子はロシア・トゥルソワ選手の圧勝！４回転を転倒しても総合196.32です。しかし注目は荒木菜那選手。フリーではジャンプでミスがあったものの120点超えで、ロシアのコンスタンチノワ選手を抑えて２位。荒木選手はもう１試合第７戦のイタリア大会にエントリーしているので、グランプリファイナルに出場する可能性を残しています。スピンが早くてきれい、今年からジャンプの精度も上がってきて北京の期待の星に躍り出た選手です。驚いたのは男子、ロシアのアレクセイ・エロホフ選手。なんと４回転を３回フリーに入れてきました。シニア選手顔負けの構成です。２位はアメリカ、３位はロシア・エフィムチュク選手と、男子は遅れていたと思われていたロシアですが、北京に向けて若手の勢いは世界トップと言っていいでしょう。少なくとも日本の男子ジュニアより数ランク先を行っています。

山下真湖選手のファイナル出場は？

そして第５戦クロアチア大会ですが、山下真湖選手が、堂々の２位。SP首位のロシア・タカラノワ選手がフリーでジャンプのミスを連発、得点も98.99に終わったのを見て力が入ったのでしょうか？山下選手にもミスが目立ちましたが、110点を超えなんとか２位をキープしました。これで３位+２位、ジュニアグランプリファイナルへの出場はどうなるんでしょうか？おそらく出場できると思いますが、見守ります。ちょっと意外だったのは、SP３位からフリー125.43で逆転優勝のロシア・サモドゥロワ選手の喜び様。きっとロシア国内でも熾烈な争いがあるんでしょう。この世代でもトゥルソワ選手を筆頭にロシア国内の順位が半ば固定しかかっているところで、上位の１角を崩して（勝手に崩れて）の国際競技大会での優勝はよほどうれしかったんでしょうね～。ロシア選手は全員で常勝軍団かと思っていましたが、その中でも下克上があったりで、いろいろ面白そうです。

山下選手のファイナル出場を祈って、荒木選手のもう１試合の表彰台を祈って、あと２か月過ごします。