人生は楽しまなくっちゃ

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ミステリー

沈黙する女たち 麻見和史 幻冬舎文庫

またまた猟奇的犯罪が・・! 重犯罪取材班 早乙女綾香シリーズ2作目です。麻見先生の作品は、猟奇的な事件ものって印象があります。プ~トロが「警視庁捜査一課十一係シリーズ」の「石の繭」から読み始めたからでしょうか? 読む作品に必ず猟奇的が事件が登…

鍵の掛かった男 有栖川有栖 幻冬舎文庫

大長編です!715ページです! 715ページ!1冊の本としては超厚い!大長編です。715ページです。ゆうに普通の文庫本二冊分です。読み応えがありました。これまで有栖川有栖というお名前でライトな内容なのかなと思い、読んでいませんでしたが、とんでもない…

甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 知念実希人 新潮文庫

この作品を読み始めて、最初に興味をひかれたのはキャラ設定です。小鳥遊優(たかなしゆう)主人公天久鷹央の部下?アシスタント?としての位置づけですが、「小鳥遊」と言えば、あの有名なシリーズにも登場してきますよね。 森博嗣さんのVシリーズ、瀬在丸…

さよなら妖精 米澤穂信 創元推理文庫

最初はミステリーとは思わなかった 帯に「史上初!ミステリベストランキング 3年連続第1位」「全てが代表作」とあったので読んでみました。謎だらけの殺人事件が起きて、名探偵が推理し解決するという流れを期待しながら読んでいるうちに、自分が誤解してい…

雨に泣いてる  真山仁  幻冬舎文庫

リアリティがあってとても面白い作品です。 いや~面白い作品でした。ストーリーが小気味よく展開し、先を予測させてくれません。主人公に次々にふりかかる難題。上の顔色ばかり気にする上司、自分のポイントを稼ぐことしか考えていない先輩、そして最大の難…

不愉快犯 木内一裕 講談社文庫

マンガ「ビーバップハイスクール」のきうちかずひろ先生が小説を書いているとは知りませんでした。読み終わった今も、いまだにあのマンガとこの「不愉快犯」が結びつきません。 完全犯罪です。完全犯罪を企てた男の物語です。よくある完全犯罪モノは、アリバ…

アンフェアな国 刑事雪平夏見 秦建日子 河出文庫

か~~!気になって眠れそうもない~~~!笑 たった今読み終わったばかりです。ラスト15ページなので、メシ前に読んじゃえと思って行っちゃいました。その結果が、「か~~!気になって眠れそうもない~~~!」です。ミステリーとしての謎解きも面白いし、雪…

ゴールデン・ブラッド 内藤了 幻冬舎文庫

藤堂比奈子シリーズの内藤了先生です。 猟奇犯罪捜査班とはまた一味違ったミステリーで楽しまめました。主人公は下町風商店街に住む若い消防士の向井圭吾。余談ですが、下町風の人情溢れる近所の人たちはいいですね~。昔住んでいた高円寺商店街を思い出しま…

七四 神家正成 宝島社文庫

宮部みゆきさんが「現代社会の罪と罰をがっつり描けるミステリーは警察小説だけじゃない。そう高らかに宣言する新鮮な快作だ。」と宣言する帯のコメントで買ってみました。 自衛隊を舞台にした新しいミステリー なるほど著者 神家さんは元自衛隊勤務というだ…

インデックス 誉田哲也 光文社文庫

姫川玲子に負けました 1か月以上前から書店の棚にあるのを見て気になってしようがなかったんですが、短編集だったので、読もうかと手に取っては置いて、手にとっては置いてを何回か繰り返した末に、とうとう姫川玲子の魅力に負けて買ってしまいました。 読…

幻夏 太田愛 角川文庫 (超おススメです)

傑作を読ませていただきました。あまり期待しないで手に取ったのですが、とんでもない!ミステリー以外にもいろんな魅力が詰まっていますが、ミステリーとしても超面白い!何より、後半へ読み進むまで結末がまったく予想できませんでした。こんな展開を誰が…

邪馬台国と黄泉の森 ー醍醐真司の博覧推理ファイルー 長崎尚志 新潮文庫

初めて読む作家さんでした。解説によると、有名なマンガの原作者、プロデューサー、編集者だそうです。フリーのマンガの編集者が主人公ですが、普段ご活躍されている世界ですから細かい描写にはふむふむと納得してしまいました。 まさに博覧強記 プ~タロウ…

MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 内藤了 角川ホラー文庫

藤堂比奈子と七味唐辛子 「ON」「OUT」「AID」「LEAK」「ZERO」「ONE」「BACK」に続くシリーズ8作目です。主人公は藤堂比奈子ちゃん。最初はお母さんが持たせてくれた善光寺名物の「根元八幡屋磯五郎の七味唐辛子」をなめると落ち着く変なキャラの新人刑事だ…

水葬の迷宮 警視庁特捜7 麻見和史 新潮文庫

「石の繭」の麻見和史さん 麻見さんに最初に出会ったのは「石の繭」でした。猟奇もの、でも犯人に迫る過程がとてもスリリングで一気読みしたことを覚えています。「石の繭」は「警視庁殺人分析班」シリーズなんだということをこの「水葬の迷宮」の後書きで認…

孤狼の血 柚月裕子 角川文庫

壮絶なマル暴刑事の物語 帯に「日本推理小説作家協会賞受賞」とあったので、違う内容を想像して購入しました。期待は見事に裏切られましたが、期待以上の凄い世界に連れて行ってくれました。 読み始めて、これはミステリーじゃないと感じ、どちらかというと…

クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査 足ヶ瀬直助の覚醒 沢村鐡 中公文庫

クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査 足ヶ瀬直助の覚醒 沢村鐡 中公文庫悔しいけど、最高のミステリー 面白いエンターテイメントの条件って何だと思いますか?いろいろあるとは思いますが、「意外性」「観ている人を裏切る展開」は重要な要素の一つだと思っています。…

CIRO3 利権 浜田文人

CIRO3 利権 浜田文人 光文社 内調もの? 警察もの? でもおすすめです やっと読み終わりました。1,2より読みやすくなりました。もしかしたら、プ~タロウが浜田さんの文章に慣れたせいかもしれません。1,2,3と進んで登場人物のキャラクターがはっきり伝わっ…

CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人

CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人 光文社文庫 内調ものシリーズに期待しました。 実は、書店の店頭で面白そうだなと思い手に取ったのが「CIRO3」で、シリーズものだったら、最初から読まないと登場人物のキャラクターとか関係性がわからなくてつま…

驚異の3冠! 満願 です。

満願 米澤穂信 新潮文庫 このミス受賞作!でも感想は? 「驚異の3冠!」と帯にはいっていて、「このミステリーがすごい!2015」「週刊文春ミステリーベスト10 2014」「ミステリが読みたい!2015」の三賞で1位になった作品です。また「山本周五郎賞」受賞と…

警視庁犯罪被害者支援課4 身代わりの空 堂場瞬一

警視庁犯罪被害者支援課4 身代わりの空 上下 堂場瞬一 講談社 堂場瞬一さんの警察もの全シリーズおススメです。 堂場瞬一さんの警察もの大好きです。「刑事 鳴沢了」から入って、「警視庁失踪課 ・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑…

雨の狩人 上下 大沢在昌

雨の狩人 上下 大沢在昌 さすが!大沢在昌様 ヒーロー像が渋い! 大沢在昌さんといえば、「新宿鮫」。シリーズの4作目くらいを何気なく手に取って読んでみたらハマりまくり、1作目からむさぼり読んだ記憶があります。鮫島警部は素敵な恋人までいる正統派ヒ…

SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎 中公文庫

SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎 中公文庫 SROは永遠? 近藤房子さんも永遠? Ⅰ~Ⅵを読んで、登場人物のキャラが面白く Ⅶは書店で見た瞬間、無条件で手に取ってしまいました。 感想は…前半の家族の描写がエグ過ぎてちょっと… 嫁に介護をさせる義母と息子(…

CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密

CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人 光文社文庫 実は、書店の店頭で面白そうだなと思い手に取ったのが「CIRO3」で、シリーズものだったら、最初から読まないと登場人物のキャラクターとか関係性がわからなくてつまらないと思い、3を買う前に1と2…

イヴの迷宮 上下

またまた、この本はミステリ―なのか?というタイトルを取り上げます。 イヴの迷宮 上下 ジェームズ・ロリンズ 桑田健訳 竹書房文庫 シグマフォースシリーズの(日本での)最新作です。このシリーズは会社での上司にすすめられ読み始めました。ミステリーとい…

あなたは、誰かの大切なひと

あなたは、誰かの大切なひと 原田マハ 講談社 「あなたは、誰かのたいせつな人」はミステリーではありません。でもプ~タロウの大好きな作家の一人なのでこのブログの「このミス」で取り上げさせてください。 原田マハさんと言えば、最初はアートの世界をテ…

満願

満願 米澤穂信 新潮文庫 「驚異の3冠!」と帯にはいっていて、「このミステリーがすごい!2015」「週刊文春ミステリーベスト10 2014」「ミステリが読みたい!2015」の三賞で1位になった作品です。また「山本周五郎賞」受賞ということもあって、読む前から…

身代わりの空

警視庁犯罪被害者支援課4 身代わりの空 上下 堂場俊一 講談社 堂場俊一さんの警察もの大好きです。「刑事 鳴沢了」から入って、「警視庁失踪課 ・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一ノ瀬拓真」「警視庁犯罪被害者支援課」…

雨の狩人

雨の狩人 上下 大沢在昌 大沢在昌さんといえば、「新宿鮫」。シリーズの4作目くらいを何気なく手に取って読んでみたらハマりまくり、1作目からむさぼり読んだ記憶があります。鮫島警部は素敵な恋人までいる正統派ヒーローですが、この「雨の狩人」の佐江刑…

SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎

SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎 中公文庫 Ⅰ~Ⅵを読んで、登場人物のキャラが面白く Ⅶは書店で見た瞬間、無条件で手に取ってしまいました。 感想は…前半の家族の描写がエグ過ぎてちょっと… 嫁に介護をさせる義母と息子(嫁の夫ですね)のくだりは、自分が実…