人生は楽しまなくっちゃ

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トイレの場所がわからない

24時間ヘルパー体制になって少したった頃です。ヘルパーさんの一人から電話がかかってきました。これまで排便関係で問題はなかった母ですが、最近、夜中に小便をしたくなって起きてもトイレの場所がわからなってきたようなのです。普通の人でも、夜中に目が覚めたら急には身体は動かせないし、頭も回らないでしょう。100%認知症のせいではないのでしょうが、トイレの場所がわからなくて、間に合わず漏らしてしまう頻度が増えてきたようです。ヘルパーさんたちは、まずトレイの壁に「トイレはこちら」と大きく書いた紙を貼りました。しかしあまり効果はありませんでした。
紙オムツの着用
となると残された手段は「大人用紙オムツ」の利用です。母に紙オムツを穿くように説得しろと言われたら、きっと嫌がると思い、何と説明したらいいか困ったことでしょう。しかし案ずるがより…です。母はあまり嫌がりもせず、紙オムツの着用を受け入れてくれました。思えば、小さい頃は周りの大人がいろいろ世話をしてくれ、それに対して我儘を言ってはいけないという躾をされていたんでしょう。他人の言葉は割とすんなり受け入れました。
息子が紙オムツを交換
紙オムツは一晩たつとタポタポになります。泊まりで介護する担当は、朝の着替えとオムツ交換をしなくてはいけません。息子たちも泊まりシフトに組み込まれているということは、朝の着替えや、紙オムツの交換をするのも息子たちということです。私たちも母紙オムツを交換しなければいけません。交換のために古い紙オムツを脱がせるのですが、母は恥ずかしがりませんでした。むしろこちらのほうに抵抗がありました。認知症のせいなのか、息子に見られているという意識がないのか、わかりませんが、私にも抵抗なく紙オムツの交換をさせてくれたので、大変ほっとした記憶があります。