富山の美味い魚 ハタハタ丸干し

なぜ富山でハタハタ？

ハタハタって秋田名物だと思っていませんか？　秋田の県魚だし、ハタハタ漁で有名なのも秋田だし、ニュースの見出しにも「秋田名物　ハタハタ漁がピンチ！」と書いてあるし、ハタハタは秋田名物というのが普通の人の認識で、多分あっていると思います。

ところが、プ～タロウは子供の頃からハタハタをムシャムシャ食べてました。日本海側では広く獲れる魚のようです。煮たり焼いたりして食べるのですが（ハタハタの刺し身は食べたことがありません）今回のようにいろんな魚介類を大量に仕入れて帰るときには、保存が効くように、ご覧のような一夜干しの冷凍です。

写真では7尾ですが、実は20尾くらい入ってて500円しなかったと思うな～。これは残念ながらオスです。卵を抱いたメスも美味しいんですが、高い！メスのコリコリした卵の食感もハタハタ好きにはたまらんもんがあります。

ハタハタを10秒で食べる早業　笑

この一夜干しを焼いて食べるのですが、魚食いのプロ（笑）としては、いかに手数を少なくして食べるかに命をかけています。下の写真は焼き上がったハタハタくんです。

どうやって食べるかというと、まず、箸は使いません。胴を持って、頭をちぎり捨てます。（なるべく、ちぎり捨てる方に身がついていかないテクニックがプロの技　笑）次にエラとムナビレは固いのでちぎって捨てます。そうして胴だけになったハタハタを上下から軽く押さえます。そうすると中骨をするっと抜き取ることができます。少しの小骨やヒレはそのまま飲み込んでしまいます。中骨をとったら、そのまま全部食べてしまう！　この間、（多分）10秒ですね。笑

この工程を撮ってお見せしようと思って「今日、ハタハタ焼こうよ」って妻に言ったら「もうない」って言われちゃいました。

東京で買うと「秋田名物　ハタハタ一夜干し」とか書いてあって、１尾100円くらいしそうなので買いません。上のような早業で3尾くらい連続して食べると「あ～　ハタハタ食べてる」って満足感が漂うのです。また買ってこようっと。